千葉出身のオラオララッパー輪入道とは?
フリースタイルダンジョン2代目モンスターでお馴染みのラッパー輪入道。
HIPHOP嫌いの僕としては、見た目もイカツイし、
「あー良くいるオラオララッパーね。はいはい。」
という感じだった。
MCバトルを見ていると、少し印象が変わっていった。
「あれ?思ったよりオラオラしてないな。」
楽曲の方は言うと、「俺はやる」「徳之島」といったような熱い事を
エモいビートに乗せて延々と言い続けるラッパーだと言う事がわかった。
不可思議wonderboyやGADOROといったポエトリー系の
「俺、今良い事言ってるぜ!? どうよどうよ!? 感動した!?」
的な押し付けがましい感動ポルノっぽさを感じるラッパーだ。
(アルバム表題曲「Happy Birthday」で輪入道は「感動ポルノと揶揄されようと・・・」と自分で言っている)
アルバム「Happy Birthday」から「函館夢花火」
今回取り上げるのは、輪入道の3rd Album「Happy Birthday」からの一曲「函館夢花火」だ。
この曲はエモいトラックを作るで定評のあるYuto.com™&Kiwyがビートを担当している。
ちなみに感動ポルノ仲間のGADOROとフューチャリングした「真っ黒い太陽」でも同氏がビートを担当している。
ピアノの高音鍵盤の音色から始まるこの曲は、「エモい曲だぜ。心して聴きな。」と言わんばかりのイントロを奏でる。
BGM代わりに一度サラーっと聴いてみる。
「うんうん。感動的な曲ね。オッケーオッケー。・・・ん!?なんて言った!?」
輪入道「正直全然いこうとした・・・!!」
僕 「待て待て。なんの話?どしたどした。」と思い、最初から聴き直してみた。
〜イントロ〜
輪入道「存在感に心掴まれた。」
僕 「おーはいはいなるほど。」
輪入道「露出の多さに目を奪われた。」
僕 「ん?」
輪入道「SNSでDM送った。今夜は絶対イケると踏んだ。」
僕 「・・・おやおや?」
輪入道「間接照明で暗くしてさ ヤりたいだけのに上手く言えない・・・!」
「おおーーーーーーい!!!急に何言ってんねん!!!!」
と1人で突っ込んでしまった。
これはただ輪入道がビッチとヤレなかっただけの歌だ・・・!
要約するとこう言うリリックだ。
・DM送って函館のギャルとやろうとした
・会ったけどヤレるとこまで上手く持っていけなかった
・悔しい・・・・!
・ヤリたかった・・・・!
・ヤリたかった・・・・!
「俺、今良い事言ってるぜ!? どうよどうよ!? 感動した!?」のスタンスは変えずに、この人は物凄い事を歌っている。
めちゃめちゃ感動的な曲みたいにラップしているが、GADOROもビックリのクズっぷり満載のリリックだ。
「これは壮大なギャグ曲なのでは……?」と思ったが、YouTubeのコメント欄には笑っている人はい見当たらなかった。
フックの「正直全然いこうとした……!」の所で僕は毎回笑ってしまう。
めちゃめちゃ良い声で何言ってんねん、と突っ込みたい。
輪入道の童貞っぽさを感じるリリック
「間接照明で暗くしてさ」や「手出せねぇんだよ素人には」のリリックも
曲の最後の方で急に内面を褒め始める所も
「いやただヤリてぇとかそういうんじゃねぇし・・・」
と何かと言い訳をして全然ヤレない童貞臭を感じる所も非常に良いリリックだ。
ユーモラスな輪入道
と、僕はこの曲を聴いてユーモラスな輪入道満載だなぁと感じた訳だが、他の方々はどの様に感じているのか気になる所である。
是非コメント欄にでも書いてくれたら嬉しい。
最後に僕の好きな輪入道のバトルをどうぞ。
オラオラや大麻やドラッグアピールが無くて、会話が成り立っているバトルは見ていて楽しい。
梵頭やBASEがヘッズに人気なのは正直よくわからない。
p.s
僕は年も地元も近いのでこっそり先輩の輪入道を応援している。