「最近HIPHOP好きかも〜」
「え?何聞くの?」
「rin音とか空音とかかなぁ。」
「は?超ニワカじゃん。そんなんでHIPHOP好きとか言うなよ。」
「え?ごめん・・・」
「TikTokとか薄っぺらいミーハー寄り付くからマジで嫌いなんだよな。HIPHOPてのはさぁ・・・・」
はいじゃあ久々のブログ始めまーす。
今回はHIPHOPヘッズ達が何故TikTokを異様に敵視して蔑んでいるのか考えていくよ。
そこからいわゆる「ニワカ」を叩く風潮がやたらと強い事について繋げて考えていくよ。
じゃあまずはTikTokについてだ!
TikTokは悪か?〜広める事よりも広め方?〜
昨今ではtiktokで人気を集めている若手ラッパーが多くいる。
「snow jam」でMステにも出演したrin音や「Hug feat.kojikoij」で有名となった空音、「Im」で有名となったdodoなど、TikTokがキッカケで飛躍的に知名度を上げた。
HIPHOP業界としては喜ばしい出来事の様に思える。
・・・が、HIPHOP村ではあまり歓迎されていない現状がある。
「TikTokから来る奴とかマジキモい。」
「ミーハーが増えてウザい。」
「HIPHOPが勘違いされるからやめてくんね?」
など、非難轟々である。
更には
「TikTokで流行るラッパーなんてHIPHOPじゃねぇだろ。」
「HIPHOPがミーハーTikTokに汚されてく。」
とまで言われてしまう始末である。
ファンだけでなく、ラッパーそのものまで叩かれる事態が発生している。
何故かHIPHOP村の人々はTikTokから新たなリスナーが入ってくる事を嫌がっている。
もともとTikTokが音楽業界で問題になっているのは著作権についてだった。
無断転載で様々な楽曲が使用され、アーティストに1円も還元されていないと言う状況から問題視されている。
だが今やTikTokは巨大なマーケティングツールとしての役割を担っている。
アーティスト自らが楽曲をアップし、使用する事を奨励している事も多くなってきた。
どんな形であれ、多くの人に曲を聴いてもらい認知度を上げる事に重きを置いているラッパーも増えてきた印象を受ける。
余談だが、
どんな商売でも最初はとにかく認知度を上げていく事が重要となる。
いくら良いプロダクトを作ったところで、知ってもらえる機会が無ければ売上に繋がらず1円にもならないからだ。
多くのベンチャー企業は創業からしばらくは認知度を上げるための活動に注力し赤字状態を続けていき、ある程度認知度が上がってから黒字へ転換するための仕組みに切り替えていく。
誰しもに馴染みの深い所で言えば、abemaTVやPayPayも現時点では多額の赤字を抱えているが、将来の収益化に向けて宣伝投資を積極的に行なっている。
効率的宣伝のプラットフォームとしてラッパーがTikTokを使うのは当然の事だと僕は考える。
なぜTikTokはダメなのかについて論理的な反論は見たことがない。
結局は僕のこの過去のツイートが真実ではないのか。
誰しもが最初は「ニワカ」
HIPHOP村の人々は選民思想が非常に強い傾向がある。
「自分はHIPHOPの文化を理解して聴いている。」と自尊心高めの村人が、新たに入ってきた人間をバカにする構図をそこかしこで見る事が出来る。
その方々は産まれた時からHIPHOPの知識を持ち合わせていたのだろうか。
・・・いやそんな訳ないでしょ。
そして豊富な知識が無ければ「好き」と言ってはいけないのだろうか。
・・・いやそんな訳ないでしょ。
誰しもが最初は「ニワカ」であり、徐々に知識を付けていく。
その過程で「より好きになっていく人間」と「途中で離脱する人間」がいる。
まずは興味を持ってもらわねば、HIPHOP村の人々が言う「本当のHIPHOPヘッズ」は新たに誕生する事はない。
この世には
「ニワカ」→「ヘッズ」
という進化過程しか存在しないのである。
それなのにHIPHOPヘッズ達は「ニワカ」というやっと生えてきた貴重な芽を一心不乱に刈り取り続ける・・・。
全然関係ないけど、
女が男友達と遊びに行く時、言い訳に使う
「友達だから何もないよー」
と同じくらい浅はかである。
そりゃ最初はみんな友達だろうよ!?
そっから発展していくんだろ!
友達→彼氏orセフレ
という進化過程だろうが!!
「友達からお願いします!」とか好きな人に告白したりするだろ!
最近はあんま聞かないか・・・
「ニワカ」を叩く文化はアーティストの足を引っ張る
きっかけは何であれTikTokで楽曲に触れ、HIPHOPに興味を持った事は間違いない。
それが例えヘッズに進化しなかったにしても、マイナスな事は一つとしてない。
「ニワカを叩くのが正義」になっている状態の文化が発展する事はない。
ヘッズの質とか言ってる人間が一番ヘッズの質を下げている。
アーティストは曲が聴かれてなんぼの仕事だ。
偶然楽曲を知る機会がなければリスナーは増える事は無い。
だからどんな形であれ「知ってもらう機会を作る」事はリスナーが考えているよりアーティストにとっては死活問題である。
だから多くの人が視聴するTV番組には力があり、価値がある宣伝ツールとなっているのだ。
たかがリスナーがファンになる可能性のあったニワカを叩き、シーンを縮小させていくのはアーティストの足を引っ張っている以外の何物でもない。
なんなら、TikTokを嫌がっていいのは楽曲を無断で使われているアーティストだけだ。
まとめ
〜古参気取りのファンが何よりも迷惑〜
アーティストにとって一番迷惑なファンは、新規のファンを潰す奴らだよ。
HIPHOPシーンを盛り上げようとしているアーティスト達の足をリスナーが引っ張ってていいのかね?
自分が古参ぶりたいが為に、新しいファンを叩くのはやめなよ。
ただLoveが溢れるよ 今夜
てかLoveで満たそうよ 今夜
って空音とkojikojiも言ってるよ。
いらっしゃいやせー!!
って迎えようよ。
最後にメモったけど使わなかったラインだけ張って終わるよ。
嫁さん今日マツエク
Count On Me feat.ZORN/AKLO
娘達はTikTok
そんでパパはHIPHOP
HIPHOPよりTikTok
レペゼン/レペゼン地球
俺がDJ業界キングコング
んじゃ閉店。